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Channel: 五輪書 宮本武蔵の名言
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兵法35か条 前書き

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宮本武蔵の『兵法35か条』には、本編に入る前のまえがきのようなものがあります。その現代語訳です。

兵法35か条 前書き

 

宮本武蔵です。私の流派は、二天一流といいます。

何年も鍛錬してきたその内容を、いま文字にしてみました。

思いつくままに書いたので、はたして順番はこれでいいのか、自分でもわかりません。

言葉ではうまく説明できないこともたくさんありますが…

日頃から鍛錬してきた刀の使い方や心がまえについて、ざっくりと書いてみましたので、どうぞご覧ください。

宮本武蔵の兵法35か条 現代語訳もくじ


人前で話すとき緊張しすぎない為の3か条

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宮本武蔵の『五輪書』は、兵法について書かれた本です。

読み方によっては、兵法に限らず、いろいろな場面にあてはまります。

いまではビジネス書としても読まれています。

 

ぼくが『五輪書』を読んで感じるのは、人と人とのコミュニケーションにもよくあてはまるということです。

ぼくは講師の仕事をさせていただいています。たくさんの人の前で話す機会が多いです。

『五輪書』には、人前で話すときに緊張しすぎないためのヒントが隠されています。

きょうはそれを3つご紹介したいと思います。

 

1、平常心ではない自分を受け入れる

 

武蔵は戦うときの心について、こう書いています。

「つねの心に変わることなかれ」

 

つまり「平常心でのぞめ」ということです。
でも、それができれば苦労しません。
できないから困るんですよね。

 

では、どうすればいいか。
まず平常心ではない自分の状態を
受け入れることではないでしょうか。

 

「あぁ、自分は緊張している」
「自分は平常心ではない」
それを自分でまず受け入れること。

 

武蔵の試合を見ると、よくわかります。
武蔵は敵の平常心を崩す名人でした。

 

敵は平常心を失った自分自身を認めようとせず、
ますます平常心を失って、武蔵に敗れました。

 

それなら、まずは
平常心を失っている自分を素直に認めることが
大切なんじゃないかと思うんです。

 

2、ドキドキするのはいいこと

 

武蔵は戦いのときの心の持ちようについて、こうも言っています。

「心を静かにゆるがせること」

どっしりと落ち着いて、
微動だにしない心がいいのではなく、
静かにゆらぐくらいの心がいいんですね。

 

心がドキドキするのは、
いろいろなことに対応しようとしている証拠です。
ベストを尽くそうとしている証拠です。

 

3、一人に話すつもりで

 

武蔵は戦い方についてこう言っています。

「一人を相手にするのも、万人を相手にするのも同じ」

 

たくさんの人の前で話すときは、
まるで一人を相手に話している気持ちで話す。
一人が相手なら、気持ちも楽になりますよね。

 

以上。

ぼくが『五輪書』から感じた、人前で話すときのヒントです。

少しでもみなさんのお役に立てばと思い、ブログにまとめてみました。

いつもブログを読んでくれてありがとうございます。

マイナスの感情がくれるプラスのメッセージ

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日々の生活の中で、イヤなことがあると、自分のなかからわき出てくるマイナスの感情に苦しむことがあるかも知れません。

武蔵は五輪書のなかで、

「敵をも味方としてとらえる」

ということを言っています。

自分にとってありがたくない感情、いやな感情に苦しんだとき、その感情を味方としてとらえてみると、なにを感じるでしょう。

その感情がもたらしてくれるプラスのメッセージに耳を傾けるとしたら、なにが聴こえてくるでしょう。

ときにはそんなふうに、マイナスの感情を味方としてとらえて、感情と向き合ってみるのも良いかもしれませんね。

『五輪書』は読み方や解釈のしかたによって、いろいろなヒントが感じられるから好きです。

宮本武蔵の兵法35か条 その1

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宮本武蔵『兵法35か条』の第1条のゆるい現代語訳です。

わが流派は二刀流

 

刀はふつう、右手に持ちますよね。

私の流派は二刀流なので、左手にも持ちます。

 

この場合、左手にはどんな意味があるのか?

じつは、たいした意味はありません。

 

左も右も関係ないんです。

要は、刀を片手で扱う。これが大事だと考えています。

 

刀を片手で扱えるようになると、便利ですよ。戦場、馬上、沼、川などなど。

あとは、走りながらとか、もう片方の手に道具を持っている時なんかも便利です。

 

片手で刀を持つと、はじめは重く感じるかもしれませんが、だんだん慣れてきます。

例えば、弓を練習していれば、だんだん弓の力がアップしてきます。

馬に乗っていれば、乗馬の腕前がだんだん上達してきます。

 

船乗りは船をこぐのに慣れてきます。

農民は農具をあつかうのに慣れてきます。

 

同じように、刀も片手で持つことに慣れてくれば、自在に操れるようになります。

ただ、人によって腕力の強弱があります。自分にあった刀を選んでくださいね。

宮本武蔵の兵法35か条 現代語訳もくじ

宮本武蔵の兵法35か条 その2

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宮本武蔵の『兵法35か条』。その第2条のゆるい現代語訳です。

兵法の道

 

ものごとの大小にかかわらず、おなじ心がまえでのぞむのも、ひとつの方法です。

たとえば兵法では、大勢を相手にするときも、一人を相手にするときも、基本的な心がまえは変わりません。

 

また、

自分の心を「総大将」と考え、手足を「家臣」と考え、胴体を「兵士や領民」だと考えれば…

自分のからだを統率するのも、国をおさめるのも、おなじだと言えます。

 

すべては一つだと考えます。

過ぎることなく、足りないこともなく…

強すぎず、弱すぎず…

頭のてっぺんから足の裏まで、おなじように心を配り、片寄ることがないようにします。

それが兵法の道の歩き方です。

宮本武蔵の兵法35か条 現代語訳もくじ

宮本武蔵の兵法35か条 その3

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宮本武蔵『兵法35か条』の第3条のゆるい現代語訳です。お読み頂いてありがとうございます。

刀の持ち方

 

ここでは、刀の持ち方についてお話しますね。

刀を握るとき、親指と人さし指は浮かすようにします。

中指は浮かすでもなく締めるでもなく。

薬指と小指はギュッと締めます。

 

刀を構えるときも、相手の攻撃を受けるときも、本来の目的である「斬ること」を忘れてはいけません。

それを忘れてしまうと、刀が活きません。

 

刀を活かすには、つぎのようにします。

刀も手も、いつでも反応できるようにスタンバイし…

凝り固まらず…

「斬る」という本来の目的を忘れずに…

心やすらかでいるようにします。

 

手首が巻きつかないようにし、ひじは伸ばし過ぎず、曲げすぎず。

腕の上部は力を抜いて、下部に力を込めて刀を持ちます。

以上が、刀の持ち方です。

宮本武蔵の兵法35か条 現代語訳もくじ

これまで連戦連勝だった理由は…

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宮本武蔵の『五輪書』は名言の宝庫です。今回は『五輪書』の序文にある名言をご紹介します。

「これまでの戦いですべての人に勝てたのは、けっして自分の武芸がすぐれていたからではない」

 

剣豪として有名な宮本武蔵は、13歳ではじめての勝負しました。

それから60戦以上して、ただの一度も負けませんでした。

とても強いです。

でも武蔵は「もしかすると対戦相手が弱かったのかも知れない…」という可能性も忘れませんでした。

謙虚ですね。

武蔵は自分の腕をさらにみがいて、一流の剣豪になりました。

優れているからといっておごらず、謙虚に邁進する姿勢には頭が下がりますね。

何かをマスターしようとするときは…

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宮本武蔵の『五輪書』には、名言がいっぱいです。きょうは『五輪書』の地の巻からご紹介します。

「剣術だけをマスターしようとすれば、剣術さえもマスターできません」

 

この名言が載っているのは、『五輪書』地の巻(1)です。

武蔵が目指したのは「勝つ」ことです。

勝つために必要なのは、剣術だけではありません。

武蔵は、剣術だけの世界に閉じこもることをイヤがりました。

自分がたずさわる分野だけに閉じこもるのではなく、いろいろな世界にアンテナをはることが大切なんですね。


自分らしさを知るには…

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宮本武蔵の書いた『五輪書』には名言がたくさん詰まっています。きょうは『五輪書』地の巻から、つぎの名言を。

「他人のことを知ってはじめて、自分のことがわかる」

 

他人のことを知らないうちは、自分自身のことを知るのは難しい、と武蔵は言っています。

この言葉は、宮本武蔵の『五輪書』地の巻(4)に載っています。

他人と自分のちがいを知ることで、自分らしさがわかってきます。

他人のふりを見て、わがふりを直すこともあります。

本当の自分らしさがわかるためには、ひろく周りを見渡すことも必要なんですね。

勝利の法則

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このブログでは、宮本武蔵の『五輪書』から名言を紹介しています。きょうは勝利の法則に関する名言です。

「勝利の法則を体得したうえで、勝利の法則にとらわれない」

 

これは『五輪書』地の巻にある言葉です。

武蔵は、勝利の法則を身に付けたら、一度それを手放してみることが大切だと言っています。

武蔵は何ごとにも、とらわれたり、こだわったりする心をきらいます。

『五輪書』の目的は、勝つことです。

この「勝つ」ということを、ぼくたちそれぞれの別の目的に置き換えて読むと、『五輪書』はグッと味わい深くなります。

宮本武蔵の名言集5

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宮本武蔵の書いた『五輪書』には、いいな~と思うフレーズがたくさんあります。いくつか抜粋して、ゆるく現代語訳をしてみました。

今回はおもに、心のあり方についての言葉です。

 

「心は広く、まっすぐに。張りつめず、ゆるまず、片寄らず」

『五輪書』水の巻(1)より。ものごとに臨むときの心のありようです。原文は「心を広く、直にして、きつくひっぱらず、少しも弛まず、心の片寄らぬように」です。

 

「体が忙しく動いていても、心まで忙しくならないように」

おなじく『五輪書』水の巻(1)より。原文の「何とはやきときも心は少しもはやからず」をこのように訳してみました。

 

「心が体につられないように。体が心につられないように」

これも『五輪書』水の巻より。原文は「心は体につれず体は心につれず」です。

以上。今回はおもに心のあり方についての、武蔵の言葉でした。

読んでくださってありがとうございます。

宮本武蔵の名言集6

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宮本武蔵の『五輪書』には、心に残ることばがたくさんあります。今回は水の巻からつぎの3つをピックアップしてみました。

 

「ふだんから本番のように。本番はふだんのように」

『五輪書』水の巻(2)より。原文は「常の身を兵法の身とし、兵法の身を常の身とする」です。

 

「相手の動きを知りながら、相手の動きにとらわれない」

『五輪書』水の巻(3)より。相手の動きを知りながらも、それに惑わされないようにする、という意味ですね。原文は「敵の太刀を知り、いささかも敵の太刀を見ず」です。

 

「遠いところを近く見て、近いところを遠く見る」

『五輪書』水の巻(3)より。遠く離れたものごとを見るときは、まるで近くを見るようによく見る。近くのものごとを見るときは、まるで遠くから眺めるように全体を見る。そんな感じの意味ですよね。

きょうもブログを読んでくださってありがとうございました!

宮本武蔵の名言集7

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宮本武蔵の『五輪書』から、名言を抜粋しています。今回はおもに刀のあつかいに関する言葉です。武蔵は「勝つ」ことを目的として書いています。この「勝つ」の部分をぼくらそれぞれの目的に置き換えて読むと、以下の名言もより響くものがあります。

 

「刀は、構えるつもりで構えないでください。斬るつもりで、構えてください」

『五輪書』水の巻(6)より。刀を構えるのは、構えるためではなく、斬るため。そもそもの目的を見失わないように、という武蔵からのメッセージですね。

 

「刀は速く振ろうとすると、うまくいきません。静かに振ります」

『五輪書』水の巻(7)より。力んでしまうと、うまくいかない。いろいろなことに、あてはまりそうな言葉ですね。

 

「構えあって構えなし」

『五輪書』水の巻(13)より。刀の構えは、その時その時で変わってきます。構えは変わっても、勝つという目的は変わりません。大切なのは構えではなく、勝つこと。構えは手段です。目的さえブレなければ、手段は臨機応変に。

きょうもブログを読んでくださってありがとうございます!

宮本武蔵の名言集8

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宮本武蔵の『五輪書』には、なるほど~と思う言葉があちこちに載っています。それをピックアップしてみました。もともとは兵法について書かれた本です。ぼくらそれぞれのテーマにあてはめて読むと、発見がいろいろあります。

 

「相手の先手を抑え込もうとする時点で、後手に回っている」

『五輪書』火の巻(3)より。相手がどんな手できても封じ込めるぞ!とやっきになっている時点で、相手の出方に左右されています。これはすでに後手に回っているんですね。

 

「敵の心は刀の動きにあらわれる」

『五輪書』火の巻(10)に書かれている内容です。原文は「敵思う心を太刀に顕す」です。

 

「山と思うところを海と発想し、海と思うところを山と発想する」

『五輪書』火の巻(21)より。敵が「山」と予想するなら「海」と仕掛け、「海」と予想するなら逆に「山」と仕掛ける、という話が載っています。

 

「粘るのは強さです。もつれるのは弱さです」

『五輪書』水の巻(26)より。粘るのと、もつれるのは、場合によっては似ていることがありますが、武蔵ははっきり区別しています。原文は「粘るは強し、縺るるは弱し」です。
きょうもブログを読んでくださってありがとうございます!

宮本武蔵の名言集9

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宮本武蔵の『五輪書』の名言をゆ~るく現代語訳しています。今回は風の巻からつぎの3つをピックアップしてみました。

 

「目に見えるものを凝視してはいけません。本当に見るべきは、相手の心です」

『五輪書』風の巻(6)に書かれている内容をまとめた言葉です。

 

「他流を知ってこそ、自分流が確立できます」

『五輪書』風の巻(序文)より。原文は「他流の道を知らずしては一流の道たしかに弁え難し」です。

 

「長い刀がダメなわけではありません。長い刀さえあれば勝てるという、片寄った考え方がダメなのです」

『五輪書』風の巻(1)より。武蔵は、刀は長ければ長いほどイイという考えに否定的です。長い刀そのものがダメなのではなく、それさえあれば勝てるという考え方がダメだといいます。

 

今回もブログを読んでくださってありがとうございました。


宮本武蔵の名言集10

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宮本武蔵の『五輪書』には、イイなぁ~♪ と思う言葉がいっぱいです。心に残った武蔵の言葉をいくつかピックアップして、ゆるゆるに現代語訳してみました。

 

「無理せずいきましょう」

『五輪書』風の巻(2)より。原文は「少しも無理なる事を思わず」です。」です。

 

「相手の懐に飛び込むと決めたからには、少しも手を出してはいけません」

『五輪書』水の巻(23)に書かれている内容です。

 

「うまくいくには、うまくいくだけの道理があります」

『五輪書』風の巻(2)より。原文は「物事に勝つということ道理なくしては勝つことあたわず」です。

 

「刀がないと勝てないという思い込みは捨てましょう」

『五輪書』火の巻(26)より。原文の「束を放す」という言葉には、「刀を捨てる」「刀へのこだわりを捨てる」という意味が込められています。

 

「とっておきの奥義など無いのです。奥義も基本もすべてつながっています」

『五輪書』風の巻(9)の内容をまとめた言葉です。奥義は基本に通じ、基本は奥義に通じます。奥義と基本を区別しても意味はないと武蔵は言っています。

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宮本武蔵の兵法35か条 その4

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宮本武蔵『兵法35か条』のゆるい現代語訳です。今回は第4条「姿勢について」です。

姿勢について

 

宮本武蔵です。きょうは、からだの姿勢についてお話しますね。

まず、顔はうつむかないように。

といって、上を向き過ぎないように。

 

肩は力まないように。

それでいて、すぼめないように。

 

胸は出さずに、お腹を出します。

腰は曲げず、ひざはやわらかく。

 

からだは相手に正面を向け、幅広く見せます。

ふだんから本番のつもりで。本番はふだん通りに。

宮本武蔵の兵法35か条 現代語訳もくじ

宮本武蔵 有名な18の戦い

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こんにちは。あーりーです。

『五輪書』によると武蔵は、生涯で60数回の勝負をして一度も負けなかったといいます。

すべての勝負が記録に残っているわけではありませんので、全部を挙げるのは無理ですが、宮本武蔵の戦歴をわかる範囲でまとめてみました。

1596年 有馬喜兵衛に勝利

1599年 秋山某に勝利

(1600年 関ヶ原の合戦に参加)

1604年 吉岡清十郎に勝利

1604年 吉岡伝七朗に勝利

1604年 吉岡又七朗に勝利

1604年 奥蔵院に勝利

1604年 宍戸梅軒に勝利

1605年 大江戸隼人に勝利

1605年 辻風某に勝利

1608年 夢想権之助に勝利

1611年 佐々木小次郎に勝利

(1614~15年 大坂の陣に参加)

1618年 三宅軍兵衛に勝利

1630年 徳川義直の家臣に勝利

1634年 高田又兵衛に勝利

(1638年 島原の乱鎮圧のため出陣)

1638年 松平直政の家臣に勝利

1638年 松平直政に勝利

1640年 氏井弥四郎に勝利

1640年 塩田浜之助に勝利

わかっているだけでも、18の戦いに勝利してきたんですね。異説・伝説があることと思いますが、それだけに想像が広がります。以上、武蔵の戦歴のまとめでした。

宮本武蔵の名言集11

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宮本武蔵の『五輪書』のゆるい現代語訳から、いくつかピックアップしてみました。いいな~と感じた、武蔵の言葉・考え方です。

 

「力んで道筋に反しないこと。あせらず自然に」

『五輪書』水の巻(7)の要旨をざっくりと現代語訳してみました。

 

「はじめの思惑と違ったことになっても、それに固執せず、つぎの可能性を探ればいいんです」

『五輪書』水の巻(18)の要旨をもとにした、ゆるい現代語訳です。「縁の当たり」について書かれている部分です。

 

「ものごとは、出っ張った部分が削られると、勢いが弱まります」

『五輪書』火の巻(16)より。原文は「角のめるに従い、すべてもみなめる心あり」です。

 

「心は揺らいでいいんです」

『五輪書』水の巻(1)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。武蔵は「心を静かに揺るがせて、その揺るぎが、いつも揺るぎやまないように」と言っています。

緊張してはいけない、動じてはいけないと思うと、ますます緊張します。心は揺らいでいい。そう思うと、気持ちが楽になって、かえって平常心に近づけますね。

心がゆれ動くからこそ、いろいろなことが感じられる…。

動じない心より、揺らいで感受性のある心のほうが、きっと楽しいでしょうね。

aarii

今回は以上の4つです。宮本武蔵の思いをぼくなりに汲み取って、なるべくやわらかく、とらえやすく訳してみたつもりです。お読み頂いてありがとうございました。

宮本武蔵の名言集12

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宮本武蔵の『五輪書』の現代語訳から、心にとまった言葉を書きだしてみました。

 

「心を真ん中におく」

『五輪書』水の巻(1)にある表現です。緊張するときや不安なときも、心をからだの真ん中に置くように意識すると、ちょっぴり勇気がわいてきます。

 

「心を水にする」

『五輪書』地の巻(4)より。宮本武蔵は心のありようを水に例えています。

 

「水は容器によって四角にも丸にもなります」

『五輪書』地の巻(4)より。水は変幻自在の適応力を持っています。

 

「水は、小さな一滴にもなれば、大きな海にもなります」

『五輪書』地の巻(4)より。水の可能性は無限大です。

 

「ぜんぶに力を入れると、うまくいきません

『五輪書』水の巻(4)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。刀の持ち方について武蔵が語っています。

 

「力を入れる部分と、ゆるめる部分のバランスが大切です」

『五輪書』水の巻(4)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。刀を握るとき、ギュッと握る指と、ゆるく握る指があってはじめて、うまくいくそうです。緩急ですね。

 

「考えるよりも先に、心と体が反応する」

『五輪書』水の巻(16)の内容をもとにした、ゆるい現代語訳です。無念無相について書かれた部分を、こんなふうに訳してみました。

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